ソシエダのアウェー席からヘタフェMFグリーンウッドに侮辱的チャント…「死ね」「お前は強姦魔だ」
21日のラ・リーガ第33節ヘタフェ対レアル・ソシエダ(1-1)で、ソシエダのサポーターが陣取るアウェー席で嘆かわしいチャントが起こっていたようだ。スペイン『アス』が報じた。 ヘタフェのスタジアム、コリセウム・アルフォンソ・ペレスを舞台に行われたこの試合。マンチェスター・ユナイテッドからのレンタル移籍でヘタフェに在籍するFWメイソン・グリーンウッドが、侮辱的チャントの標的となった模様だ。 『アス』曰く、ソシエダのサポーターたちが陣取るアウェー席から、前半終了間際を主として「グリーンウッド、ムエレテ(スペイン語で死ねの意)」「お前は強姦魔(グリーンウッドは元恋人に対するレイプ・暴行容疑で逮捕されたが、最終的に不起訴となっている)」とのチャントが起こったという。ただそのほかのスタンドでは、そうした侮辱に対して指笛を吹いて、反対の意思を示していたとのことだ。 なおコリセウムでは、3月30日に行われたラ・リーガ第31節ヘタフェ対セビージャ(0-1)でも侮辱的チャントが起こっている。その際にはアウェー席ではなくヘタフェのサポーターと思われる一部観客が、セビジージャのキケ・サンチェス・フローレス監督に「ヒターノ(ジプシー)」、DFマルコス・アクーニャに「モノ(猿)」と差別的な言葉をぶつけている。 なおスペインプロリーグ機構ラ・リーガは、スタジアム内で起こるそうした侮辱的・差別的なチャントを記録しており、今回の件についてもスペインサッカー連盟(RFEF)の競技委員会に対して訴える見込みだ。