「もうポンコツしかいない?」岸信千世氏 政務官起用に怒り爆発…家系図アピール、フジ時代は“残念リポ”の過去
こうした声が上がってしまうのは、フジテレビ時代の働きぶりも影響しているようだ。 「’19年9月に横浜市で京急線の快速電車がトラックと衝突して脱線し、トラック運転手が死亡、乗客ら33人が重軽傷を負った事故が発生したことがありました。当時、報道記者として働いていた信千世さんは、乗客らが搬送された病院の前から中継リポート。しかしスタッフから『大きい声で、大きい声で』と促されるなど、始終緊張しきりだったのです。 スタッフから『岸記者、お願いします』と言われるも、リポートを始めるまで約5秒の間が空いていましたね。ようやく『えー、横浜市みなとみらいの……』と語り出していましたが、言葉が上手く出ずに何度も噛む始末。当時も視聴者から、“大丈夫か?”と不安の声が上がっていました」(テレビ局関係者) さらに昨年2月には、“華麗なる家系図”が炎上したことも記憶に新しい。 当時、信千世氏の事務所公式サイトでは、プロフィール欄に「家系図 FAMILY TREE」と題した家系図を掲載。伯父の安倍晋三元首相(享年67)や曾祖父の岸信介氏(享年90)など、政治家として名を馳せた錚々たる親族の名前が並んでいた。信千代氏は同年4月の衆院山口2区補欠選挙に出馬表明した直後とあって、ネットでは“親族を堂々とアピールするな”“世襲を利用するな”と批判を集めたのだった。 結局、家系図はひっそりと公式サイトから削除されることに。しかし削除した経緯の説明などは一切なかったため、さらなる波紋を呼んだ。加えてネットでは、サイトURLが信夫氏のサイトから使い回されていることや、政策の文言まで信夫氏と一言一句同じであることを指摘する声も上がっていた。 本誌は当時、一連のサイト運営について信千代氏の岩国事務所に取材を試みたが、「サイトに関してはご説明出来かねる状況ですので」との返答にとどまった。 「フジテレビ時代はリポート経験が少なかったのかもしれませんが、政治家に転身したとなれば、大事な場面で怯むことのない“胆力”も求められます。先の選挙戦では堂々とした演説が印象的でしたが、政務官就任に対して批判の声が上がってしまうのは、いまだ不安を抱いている人も多いということでしょう。また公式サイトに掲載した家系図を削除した理由も、いまだにきちんと説明されていません。政治家として活動する以上は、何か起こった際に説明責任を果たすことができなければ、国民の信頼を得ることは難しいでしょう」(社会部記者) 政務官に起用されたことで、負のイメージを覆すほどの活躍ぶりを見せてくれるだろうか――。