町長室を断熱化、改修したのは中学生 壁に断熱材入れ床にはヒノキ…ぬくもりあふれる和の空間できた 本格ワークショップでSDGs推進、効果検証へ 錦江
鹿児島県錦江町の中学生が5~7日、町長室の断熱化改修に挑戦した。町の新規事業で、中学生が持続可能な開発目標(SDGs)を進めるワークショップ。カーペットを敷いていた床にヒノキを張り、木のぬくもりがある和の空間が出来上がった。 【写真】〈別カット〉町長室の断熱化改修に挑戦する中学生ら=錦江町役場
町出身の一級建築士で、おりなす設計室(鹿児島市)の田渕一将代表(37)が講師を務めた。7日は錦江、田代中の計6人が参加。壁に断熱材を入れ、床板を張り、断熱性能を持つ窓を設置した。改修前後でエアコンの温度を3度ほど上げたり、サーモグラフィー画像を見たりして効果を調べた。錦江中2年の久保貴也さんは「体感温度は改修前と同じ。部屋の雰囲気も明るくなった」と語った。 今後も室温測定を続け、効果を検証する。新田敏郎町長(58)は「夏は暑く冬は寒い町長室が快適になった。断熱化改修やワークショップが広がっていけばうれしい」と話した。
南日本新聞 | 鹿児島
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