ダイハツが国内全工場の稼働を26日までに停止へ 部品製造423社と補償について個別交渉も 検査不正の影響拡大のおそれ
安全性能検査での不正で全車種の出荷を停止したダイハツが、国内にある4つすべての工場の稼働を26日までに止めることがわかりました。 ダイハツは20日に64車種174件の不正が新たに見つかったと公表し、国内外のすべての車種の出荷停止を決めました。 出荷停止に伴い、ダイハツは国内4つの工場のうち、滋賀、京都、大分では25日に稼働を止めることを決めました。大阪の本社工場は26日に停止します。 また、部品を製造している423社に対して、出荷停止に伴う減収への補償について個別に交渉することも明らかにしました。 補償の範囲や金額は、それぞれの製造会社と協議したうえで決めるということです。 工場の稼働再開の見通しはたっていないということで、影響はさらに拡大するおそれがあります。
ABCテレビ
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