レバノン、シリア軍人約70人を本国に送還=治安当局者
Timour Azhari [28日 ロイター] - レバノンは28日、非公式ルートで不法入国したシリアの将校と兵士約70人を本国に送還した。レバノンの治安当局者と英ロンドンを拠点とするシリア人権監視団(SOHR)が明らかにした。 今月8日のアサド政権崩壊後、多くのシリア高官やアサド前大統領の側近らが隣国レバノンに逃亡した。 レバノン治安当局者とSOHRによると、さまざまな階級の軍人がレバノン北部のアリダ検問所を経由してシリアに送還された。 帰還者は国境を越えた後、シリアの新政権当局に拘束されたという。 シリア新政権はここ数日、アサド前政権の「残党」に対する大規模な治安取り締まりを実施している。 レバノン治安当局者によると、軍人らは北部の港湾都市ジュベイルで地元当局者の検査でトラックの中から発見された。 レバノンとシリアの政府関係者はコメント要請に現時点で応じていない。