春の花道は“ザックリ危険地帯”!? 女子プロ・高木萌衣が教える、薄い芝からのアプローチのコツとは?
バウンスをちゃんと使えるように構える
GD ソールを滑らせることが薄芝対策だとわかりましたが、どうすればいいんでしょうか? 高木 ひと言でいえば、バウンスを使えるように構えるんです。 GD バウンスを使える構え? 高木 そうです。フェースを開くと、バウンスが出てエッジが刺さらないから、ソールが滑ってくれるんですよ。 GD でも、それだとフェースが右を向きませんか? 高木 サンドウェッジはフェースを開いてもロフトが大きくなるだけで、フェース面はほぼ正面を向いたままなんですよ。 GD それと、バウンスが利いてエッジが浮いてくると、ヘッドがボールの下に入りにくくなるように感じるんですけど……。 高木 それも誤解ですね。ボールは丸いですから、エッジが数ミリ浮いても、ヘッドはちゃんとボールの下に入りますよ。
守ってほしい3つの原則 ソールが滑るのは構え方に秘密があるんです
【法則1】やや左足体重で構える
「最も大切なのは、左足体重で構えることです。スウィング中、頭の位置をキープできれば、頭ががボールより左にあるため、自然にハンドファーストにインパクトできて、ダフリの危険性を限りなくゼロに近づけることができます」(高木)
【法則2】ボール半個ぶん、いつもより右にセット
「ハンドファーストに当たりやすいように、いいライからピッチ&ランで寄せる時よりも、ボール半分くらい右に置きます。これで、ダフリにくくなり、自然にハンドファーストにインパクトできます」
【法則3】フェースを開いてバウンスを利かせる
「ソールを滑りやすくするため、フェースを開いて構えます。SWはフェースを開いてもフェースが右を向くわけではなく、バウンスがでてダフリにくくなります」
PHOTO/Yasuo Masuda THANKS/フェニックスゴルフアカデミー ※週刊ゴルフダイジェスト 2024年4月9日号 「春の薄~い芝はソール滑らせアプローチでキマリ! 」から一部抜粋
週刊ゴルフダイジェスト
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