イベント「SHIGA　KOMECON　2024」をＰＲする西川貴教さん=滋賀県庁

　米のイベントで「革命」を起こそう――。滋賀ふるさと観光大使でアーティストの西川貴教さんが、「米を食べる体験」を通じて米の素晴らしさや日本の食文化の重要性を知ってもらうイベント「SHIGA　KOMECON　2024」を企画した。初回は11月2、3日に彦根市で開催し、地元の滋賀県産米を味わう。西川さんは「開催を希望する自治体を募集し、全国に展開したい」としている。 【写真】イベント「SHIGA　KOMECON　2024」をＰＲする西川貴教さん=滋賀県庁 　イベントでは、県産米4～5種類を計4～5トン用意する。参加者は事前にチケットを購入し、「おとも」といっしょに炊きたてのごはんを楽しむ。おともは全国から20～40種を取り寄せ、ごはんはおかわり自由という。 　西川さんはイベント開催を発表した会見で、「米不足がニュースになり、食文化への関心も高まっている。一方で、食の多様化もあり、米を食べる機会が少なくなってきている。米の重要性を取り戻せないか」と話し、「米の素晴らしさを全国に、世界に伝えたい」と訴えた。 　イベントのロゴには、茶わんに盛られたごはんが描かれている。今回、この山盛りのごはんのシルエットは、「近江富士」として知られる三上山（滋賀県野洲市）をデザインしたという。「このイベントを全国各地で開催し、ロゴはその土地の『ご当地富士』を茶わんにのせてほしい」 　滋賀県と彦根市が後援し、スーパー大手の平和堂（本社・彦根市）が協力する。イベントは午前10時～午後6時。会場は平和堂本部（彦根市西今町）のHATOC駐車場に開設する。チケットはおとな3600円、小学生以下1800円。プレミアムな「おとも引換券」などが付くプレミアムチケットはおとな5千円、小学生以下2500円。9月下旬に発売する予定。問い合わせは「SHIGA　KOMECON　2024実行委員会」（contact@komecon.jp）。（武部真明）