下馬評は"ドラ1”だったが…ドラフト1位指名を逃した逸材(3)20年ドラフト野手の"超最高傑作"
プロ野球ドラフト会議には、毎年大きな注目が集まる。ドラフト1位候補と高い評価を受ける有力選手が一定数いるが、その中には惜しくも最高順位での指名を逃す選手も存在する。そこで今回は、ドラフト1位候補の下馬評も、1位指名されなかった現役選手をピックアップしたい。(今季成績は10月1日時点)
牧秀悟(横浜DeNAベイスターズ)
・投打:右投右打 ・身長/体重:178cm/95kg ・生年月日:1998年4月21日 ・経歴:松本第一高 - 中央大 ・ドラフト:2020年ドラフト2位 ルーキーイヤーからドラフト1位級の活躍を見せている牧秀悟。大学時代から高い評価を受けていたが、1位指名はならなかった。 中央大では1年時からレギュラーを獲得した牧。着実に実績を積み上げ、3年時には大学日本代表の4番打者に抜擢。世代屈指のスラッガーと注目を集め、ドラフト1位候補にも名前が挙がった。 ドラフト会議では、佐藤輝明(阪神)らの存在もあり、次点の2位指名。しかし、高い評価を受けて横浜DeNAベイスターズに入団した。 ルーキーイヤーから開幕スタメンに名を連ねると、同年は137試合出場で打率.314、22本塁打、71打点と新人離れした数字を残した。翌2022年も高水準の成績を残し、二塁手部門のベストナインに輝いた。 3月に開催されたWBCでは金メダル獲得に大きく貢献すると、レギュラーシーズンでも不動の4番打者として全143試合に出場。打率.293、29本塁打、103打点をマークし、最多安打、打点王の2冠に輝いた。 今季も主軸としてチームを牽引し、ここまで打率.294、23本塁打、72打点をマーク。本塁打、打点部門ではリーグ上位の成績を残している。
ベースボールチャンネル編集部