昭和44年（1969）11月、阿蘇市の温泉リゾートホテル・阿蘇白雲山荘の屋外スケート場の映像です。 【写真を見る】屋外スケート場にぎわう （阿蘇市） 【昭和44年・1969】～RKKニュースミュージアム～ 阿蘇で唯一の屋外スケート場ということで、近隣の小学校の体育の授業（スケート）でも使用されていたようです。当時ニュースはこう伝えています。「ウィンター・スポーツのシーズンを迎え、阿蘇郡阿蘇町（現:阿蘇市赤水）の阿蘇白雲山荘の屋外スケート場がきょうからオープンしました。 阿蘇白雲山荘ではきょう午前10時から“リンク開き”を行い、玉串を捧げて期間中の安全を祈りました。初日のきょうはオープンと同時におよそ30人のスケートファンが訪れ、初滑りを楽しんでいました。 このスケートリンクは広さ1500平方メートル、貸靴も500足備えられており、阿蘇で唯一つの本格的な屋外スケート場で来年3月まで開かれています。 地元の内牧、宮地など8つの小学校では冬の間、運動場が霜解けや雪解けで使用できないため、このリンクを使って体育の時間にスケートを8時間程度、正課として取り入れることにしています。」 阿蘇白雲山荘は昭和42年（1967）に開業。阿蘇の大自然に抱かれた温泉リゾートホテルとして人気でした。しかし九州北部豪雨（2012）、熊本地震（2016）と度重なる天災に見舞われ長期休業を余儀なくされます。その後、令和4年（2022）に新築再建されリニューアルオープンしています。