16日から25日まで誕生寺境内に4000本の竹灯籠 鴨川(千葉県)
鴨川市小湊にある日蓮宗大本山誕生寺の仁王門をライトアップし、4000本の竹灯籠をともすイベント「日蓮のあかり」(日蓮聖人生誕記念イベント実行委員会主催)が、16日から25日までの10日間で開催される。 小湊地区の観光業団体や誕生寺など5団体で構成する同委員会が、日蓮聖人降誕800年の記念イベントの一つとして、令和2年から地域をPRする目的で継続している。 期間中の午後4時から9時ごろまで、仁王門を中心に境内に設置された発光ダイオード(LED)ライトを内蔵した竹灯籠がともされ、厳かな光景をつくりだす。 日蓮聖人は、貞応元(1222)年に、同市小湊片海に生まれた。自然災害や争乱が相次いだ鎌倉時代を生き、「南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)」のお題目を繰り返し唱えることを功徳とする日蓮宗を開いた。 同実行委では「日蓮聖人が生まれた際、庭先に泉が湧き、浜辺に美しい青蓮華の花が咲き、海面には大小の鯛の群れが集まったという不思議な『三奇瑞』の伝説がある。誕生の地で改めて聖人をしのんでみませんか」と話している。 問い合わせは、鴨川市観光協会天津小湊支部(04―7095―2218)へ。