〈路上ライブで書類送検→活動自粛〉「何度も注意」「会社ぐるみで改善されなかった」メジャーデビュー直前アイドルの“やり過ぎ”パフォーマンス
メジャーデビューを目前にしていた女性アイドルグループの「CiON」のメンバーらが、新宿駅近くの歩道で許可なく路上ライブを行っていたとして、警視庁新宿署が道路交通法違反(道路不正使用)の疑いで書類送検していたことがわかった。無許可の路上ライブについては、一般的には注意し解散させるのが通例で、摘発することは少ないという。アイドルたちに一体何があったのか__。 〈画像〉路上ライブをする「CiON」と歩道びっしりに集まる観客
「会社ぐるみで改善されないため、悪質だと判断した」
書類送検されたのは、20代のアイドル4人、所属事務所「トイル&モイル」の男性社長ら6人と運営法人。 「CiONのメンバーはJR新宿駅前の路上で5月、道路の使用許可を得ずに、路上ライブを開催しました。新宿署は22日、道交法違反(道路不正使用)の疑いで、メンバーや所属事務所の男性社長らの計10人と運営法人を書類送検しました。全員容疑を認めているそうです。 通常は、無許可の路上ライブについては注意して解散させるのが通例で、摘発することは少ないんです。これまで何度か注意してきたうえに、会社ぐるみで改善されないため、悪質だと判断したとみられています」(社会部記者) 今回の逮捕容疑の路上ライブ以外にも、グループの公式SNSには派手な衣装を身にまとった5人組が新宿の路上で歌って踊っている姿が映る画像や動画がいくつも掲載されている。 昨年10月11日のCiON公式Xの投稿には、パフォーマンスをするアイドルの写真とともにこう綴られていた。 〈新宿駅南口より路上ライブをお届け中!!!〉 投稿に添えられた写真には、アイドルの周りにたくさんの人だかりができていることが確認できる。ある捜査関係者はこう話す。 「実は路上ライブが始まるとすぐに110番する“通報マニア”もいます。また大勢の人が集まると、通行人が避けて歩かないといけないため、迷惑だと感じる人も多いのです。路上でライブ活動を行うには管轄の警察の道路使用許可が必要になります」 路上でも注目を集めていたアイドルグループだが、エイベックスから今年12月デビューすることが決まっていたという。一体どんなアイドルなのか__。 公式ホームページによると、アイドルグループは約2800名が名を連ねたオーディションからメンバーが選出され、2017年にデビューした。 楽器演奏者とボーカルが融合しており、アイドルとしては珍しいグループだという。デビュー後、メンバーの変遷を経て、現在は5人が活動している。 「アイドルとしてはかなり珍しく、楽器を弾きながらパフォーマンスをするグループです。ブラスサウンドを活かして、ジャズのカバー曲を歌って踊っていて大人なイメージで個性的とも言えます。音楽性が高いとファンの間では言われています」(アイドル事務所運営関係者)