「ヤンキーが輝く時代に」魔裟斗が『ブレイキングダウン』批判も…”計算済み”だった朝倉未来の上手さ
「ヤンキーが輝く時代になってしまった」 「格闘技の未来がなくなるね」 そう指弾したのは、元K-1ファイターで“反逆のカリスマ”こと魔裟斗だ。 【問題写真あり】格闘家にラッパー…”詐欺容疑”の美人議員がウラで見せた「ヤバすぎる人脈」 魔裟斗は11月5日に自身のユーチューブチャンネルを更新。前日4日にRIZINファイターの鈴木千裕が『RIZIN LANDMARK7』でヴガール・ケラモフを破り、フェザー級の新王者となった。鈴木は会見で 「今の日本の格闘技は不良が輝く時代になっちゃっていて、ヤンキーとかそういう人たちが表舞台に出て、格闘技の質を下げている」 と批判。 「本物が本当に格闘技をちゃんとやって、遊びも断ち切って真面目にやっている人が報われる格闘技業界を作りたい」 などと語った。これを聞いた魔裟斗は動画内で 「千裕くんが言っているように、日本の格闘技は不良の人とかヤンキーとかが輝く時代になってしまった。そうなっちゃうと格闘技の未来がなくなるね。裾野が萎んじゃうね」 と共感。続けて 「せっかく俺とかが格闘技をスポーツに持って行って、格闘技の裾を広げたのに、(格闘技が)不良のヤンチャなものになってしまうと、親が子供にやらせたくないからね」 と厳しい意見を述べた。 固有名詞は出さなかったものの、朝倉未来がオーガナイズする1分間格闘技『Breaking Down』を念頭にした発言なのは明らか。魔裟斗の“物言い”にネット上では 《まさにこれ》 《見たいのはスポーツとしての格闘技であって、ヤンキーの喧嘩ごっごではない》 といった声が飛び交っている。 だが、朝倉を知る人物に言わせれば、こうした議論が起きる時点で術中にハマっているという。 5日に公開されたBreaking Downの動画では、今後、“素人の喧嘩自慢VSプロ格闘家”の対抗戦が組まれることを明らかにしている。朝倉は 「Breaking Downって賛否を呼んできたと思うんですけど、一番良く思ってないのって、日の目を浴びてない、もっと努力して頑張っているプロの格闘家だと思っている」 と発言。つまり鈴木-ケラモフ戦の前から、アンチBreaking Downの反応を予測し、先手を打っていたことになる。 「朝倉選手の方が一枚上手ですよ。格闘家としても一流ですが、経営者としての才覚もある。魔裟斗さんの批判は“飛んで火にいる夏の虫”だったのではないか」(スポーツ紙記者) その朝倉はRIZINファイターとして7月のケラモフ戦になす術なく敗れ、モチベーション低下が叫ばれている。恒例の大みそか大会にも当初 「気持ち的に90%以上の確率で出ない」 と話すなど、消極的に映る。これに前出の記者は 「いやいや、まだわかりませんよ。最近、同じくRIZINファイターのYA-MAN選手との間に“遺恨”が生じていますが、これを大みそか激突の伏線と見る人も多いです」 と話す。 事実、これまで朝倉の動画にも出ていたYA-MANが突如きびすを返し 「負けたまま、そのまま終わるようなダサい男だとは思ってなかった。そんな人から教わる事はもうない」 と決別宣言。そこからYA-MAN主催の『FIGHT CLUB』に朝倉が怒りの参戦という、急転直下のストーリーが展開されている。両者は11月19日にオープンフィンガーグローブのキック形式で戦うが、なぜか「判定決着はなし」。この辺りもさまざまな憶測を呼んでいる。 「朝倉選手とRIZINの榊原信行CEOとの“関係”にも注目です。’20年の大みそかに炎上系ユーチューバーのシバターを参戦させて大きな話題となりましたが、あれを進言したのは朝倉選手。 つまり、大会のマッチメークに口を出せるほどの影響力を持っているということです。一連のケンカ自慢VSプロ格闘家の流れから、RIZINに結びつくストーリーを必ず榊原さんと考えていると思いますよ。清濁併せ吞んで、まずは格闘技界の底上げをやっているのでしょう」(前出・スポーツ紙記者) 二手、三手先を見据える朝倉が描く格闘技界の“未来”はどのようなものなのか――。
FRIDAYデジタル