松尾潔氏、星野源の紅白曲変更に「過ちを改めざる是を過ちと謂う、の実践。星野源さんとNHKに喝采を!」
音楽プロデューサーの松尾潔氏(56)が26日に自身のX(旧ツイッター)を更新。この日、歌手・星野源(43)が、大みそか「第75回NHK紅白歌合戦」(後7・20)で披露する予定だった楽曲が、急きょ変更された件について言及した。 NHKはこの日、星野が紅白で披露する予定だった楽曲「地獄でなぜ悪い」を、「ばらばら」に変更すると発表した。「地獄で…」は、13年公開の同名映画の主題歌だったことから、監督を務めた園子温氏の過去の報道内容に触れて疑問視する声が上がっていた。 星野は公式サイトを通じ、同曲については「2012年にくも膜下出血で倒れ、その闘病期に病院でこの楽曲の作詞をしました。詞の内容は、星野の個人的な経験・想いをもとに執筆されたものです。後述する映画のストーリーを音楽として表現したものではありません。星野源の中から生まれた、星野源の歌です」としたものの、「この曲を紅白歌合戦の舞台で歌唱することが、二次加害にあたる可能性があるという一部の指摘について、私たちはその可能性を完全に否定することはできません」として楽曲の変更を決断していた。 この件について、23日に松尾氏はXで「ぼくは面識がありませんが、彼ほど優れた表現者なら、ポップミュージックはつねに弱き者の側に立つことを熟知していると信じています。選曲の背景にどんな事情があったのか知る由もないけれど、源さんもNHKもどうか考え直してください」と要望を出していた。 そして26日には「よかった。過ちを改めざる是を過ちと謂う、の実践。星野源さんとNHKに喝采を!」「よかった。勇気ある撤退を決めた星野源さん、スタッフのみなさん、そしてNHK紅白制作チームに敬意を表します」とコメントしていた。