梅雨前線の影響で各地で冠水や土砂崩れ相次ぐ 先島では23日にかけて非常に激しい雨の予想
梅雨前線の影響で、沖縄本島や宮古島では21日から大雨になっていて、各地で冠水や土砂崩れが起きました。今後も土砂災害への警戒や低い土地の浸水などに注意が必要です。 【写真を見る】梅雨前線の影響で各地で冠水や土砂崩れ相次ぐ 先島では23日にかけて非常に激しい雨の予想 愛久澤力也記者 「降り続く雨の影響で川の水位が増していて、水が勢いよく流れています。水位が増したことで、川の側の道路まで水が上がってきています」 県などによりますと西原町の小波津川や那覇市の安里川などでは正午過ぎに一時、氾濫危険水位を超えたのが確認されました。 各地では道路の冠水が相次いで発生。南風原町津嘉山の県道82号線では、車道を通れないため警察官が車を誘導し歩道を通行させて対応したほか、宮古島市の池間島の県道230号線では、道路の広い範囲にわたって水が溜り通行止めとなりました。 このほかうるま市宮城島の農道では土砂崩れが起き全ての車線を塞いでいて迂回を余儀なくされています。 この大雨の影響によるけが人の報告はないということです。 先島諸島では、23日にかけて多いところで1時間に50ミリの非常に激しい雨が降る見込みで、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分な注意が必要です。 一方、雨が降り続いたことで県内のダムの貯水率は上昇し、22日午前0時時点で5か月ぶりに7割を超えました。
琉球放送