体験者は語る「戦争は絶対だめ」 7月4日で徳島大空襲から79年 徳島市で犠牲者の冥福を祈る追悼式【徳島】
JRT四国放送
約1000人の尊い命が奪われた徳島大空襲から7月4日で79年、徳島市では、犠牲者の冥福を祈る追悼式が行われました。 「黙とうをはじめます」 徳島市で行われた追悼式には、徳島大空襲で犠牲になった人の遺族ら約30人が参列しました。 全員で犠牲者の御霊に対し黙とうをささげたあと、徳島戦災遺族会の美馬秀夫会長が式辞を述べました。 (徳島戦災遺族会 美馬秀夫会長) 「私たち遺族は戦争の悲惨さを語り継ぎ、平和であることの尊さを強く訴えているところであります」 このあと、参列者ひとりひとりが白菊を献花し、平和への誓いを新たにしました。 (徳島大空襲を経験した須藤幸子さん) 「家を出たときは、上からいっぱい焼夷弾が落ちよりました。煙と火で恐ろしくて足がすくんで怖かった、今でも憶えています。戦争は絶対だめだということは、つくづく思っております」 徳島戦災遺族会の会員数は、前の年度に比べ5人少ない112人で、高齢化に伴い参列者は減少の一途をたどっています。