【動画】伊万里梨、初出荷!JA選果場 花粉の輸入停止も「影響なし」
伊万里市大川町のJA伊万里梨選果場で2日、特産のナシの出荷が始まり、爽やかな甘さが特徴の早生(わせ)種「幸水」が東京や名古屋の市場へ送り出された。佐賀県内の店頭には7月中旬以降に並ぶ。 初日は7軒の農家から集まったハウスもの3・5トンを出荷した。例年初物は1キロ1200~1300円で取引され、露地物が出る頃には1キロ500~550円になるという。伊万里産のナシは幸水、豊水、あきづき、新高と品種を変えながら11月まで出荷される。 昨年8月、授粉に使う中国産の花粉が防疫のため急きょ輸入停止になった。県内では栽培面積の約4割で使用し、今季は不足することが心配されたが、JA伊万里梨部会の加茂善幸部会長(69)は「産地のみんなで協力して代わりの花粉を確保し、実もちゃんとなっている。生産量に影響はない」と話す。 今季は出荷2200トン、売り上げ12億円を目指している。(青木宏文)
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