『リトル・ダンサー デジタルリマスター版』予告編公開 夢を追いかける少年ビリーの姿が
10月4日より新宿ピカデリーほかにて公開される『リトル・ダンサー デジタルリマスター版』のメインビジュアルと予告編が公開された。 【写真】バレエに打ち込むビリー・エリオット 2000年9月にイギリス公開された本作は、少年ビリーが偏見や環境に負けず、夢に突き進む青春物語。今回、デジタルリマスター版として23年ぶりにスクリーンに蘇る。 1984年、イングランド北東部の炭鉱町。母を亡くした11歳の少年ビリー(ジェイミー・ベル)は、炭鉱労働者の父に言われ、ボクシング教室に通わされている。ある日、偶然目にしたバレエ教室のレッスンに興味を抱いたビリーは、女の子たちに混ざってこっそりレッスンに参加するように。そして、ビリーはバレエの先生ウィルキンソン(ジュリー・ウォルターズ)によってバレエ・ダンサーとしての才能を見出され、彼女の指導のもとでめきめきと上達していくが……。 監督を務めたのは、『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』『愛を読むひと』を手がけたスティーヴン・ダルドリー。バレエ・ダンサーを夢見る主人公ビリーを『ロケットマン』『異人たち』のジェイミー・ベルが演じ、バレエ・ダンサーのアダム・クーパーも特別出演。音楽はグラムロックのT・レックスやザ・クラッシュ、ザ・ジャムの曲が使用されている。 公開された予告編は、バレエと運命的な出会いをした主人公ビリーがバレエにのめり込んでいき、「ロンドンのロイヤル・バレエ団で踊る」という大きな夢を抱いて、ひたむきに邁進する姿が見られるものとなっている。 町中を笑顔で飛び回るやんちゃな11歳の主人公ビリーは、今まで見たこともなかったバレエの世界に一目惚れをする。毎日家族に内緒でバレエの基礎から回転までコツコツと練習を重ねる日々。しかし父親に見つかり、「バレエなんて、男がやるものじゃない」と怒られてしまう。なぜバレエをやってはいけないのかわからないビリーは、その後も親には内緒でウィルキンソン先生の指導のもと、ダンスの才能を開花させメキメキと上達していく。 真剣にバレエに打ち込むビリーの姿に「ロイヤル・バレエ学校を受験してみたら?」という先生の提案に猛反対する家族。だが、ビリーは夢を諦めることなく、踊り続ける。その姿を見た父親は「ビリーには未来がある。俺だってあいつの夢を叶えてやりたい」と涙ながらに話し、次第に周囲も変化していく。 あわせて公開されたメインビジュアルでは、「僕バレエ・ダンサーを夢見てはいけないの?」というコピーとともに、日本公開当時を思わせるチュチュを着た女の子たちの間にボクシンググローブとヘッドガードをつけた主人公のビリーが居心地悪そうにしている姿が切り取られている。
リアルサウンド編集部