ウェストハムFWフュルクルクが移籍の経緯を説明 「移籍について考え始めるようになった理由は様々」
在籍わずか1年で移籍を決断
ウェストハムのFWニクラス・フュルクルクがドイツ代表の定例記者会見に出席し、今夏ボルシア・ドルトムントからウェストハムへの移籍を決断した経緯について説明した。 [映像]ウェストハム対マンチェスター・シティ ハイライト ブレーメン在籍時の2022-23シーズンにブンデスリーガで16ゴールをマークして得点王に輝いたフュルクルクは、2023年夏に3年契約でドルトムントに完全移籍。昨季は公式戦29試合に出場して12ゴールを記録し、ドルトムントのUEFAチャンピオンズリーグ決勝進出にも大きく貢献した。 今夏のEURO2024にもドイツ代表の一員として臨み、2ゴールをあげていたフュルクルクだったが、8月に突如ウェストハムへ移籍。わずか1シーズンの在籍でドルトムントを去り、プレミアリーグに挑戦することを決断した。 現地メディアは、このフュルクルクの移籍にはドルトムントが昨季ブンデスリーガで28ゴールを決めたFWセール・ギラシを今夏の移籍市場で獲得したことが影響しているのではないかと当時分析していたが、フュルクルク自身も記者会見の場でこのギラシ加入が移籍の一因になったと認めている。 「僕が移籍について考え始めるようになった理由は様々だ。もちろん、ドルトムントが行ったある補強は、彼らが僕を最大限信頼しているという証にはならない」 「最終的にはウェストハム以外にも魅力的なオファーは届いていたんだけど、自分の夢を叶えることを決断した。プレミアリーグは特別な存在で、僕にとって非常に大きなチャレンジになる。それから、僕はウェストハムで全ての人達が僕のことを認めて、評価してくれていることを感じた。監督は絶対に僕を獲得したいという姿勢を示してくれたし、素晴らしいプランも提示してくれた」 より自分を高く評価し、必要としてくれているクラブに行くことをプロとして決断した。それがフュルクルクの主張のようだ。プレミアリーグでは開幕から3試合連続ベンチスタート、出場時間の合計は63分と自身にとっても不本意と言えるシーズン序盤を過ごしているが、果たしてここから実力を示すことができるのだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部