冬になっても出没相次ぐクマ 市街地や住宅街での対策を緊急会議で共有 秋田
秋田テレビ
秋田県内では冬になっても市街地や住宅街でクマの姿が確認されています。20日は対策を考えるために県や秋田市、警察などが集まり、わなの設置方法や連絡体制を話し合いました。 11月、秋田市のスーパーマーケットにクマ1頭が侵入し、男性従業員を襲って55時間とどまったほか、その後も周辺で相次いで目撃されました。 20日は緊急の対策会議が開かれ、県や市町村、警察などの職員が市街地のクマ対策の現状や課題を共有しました。 会議では、スーパーでクマを捕獲した際、けがをした人がいなかったことは評価されたものの、秋田市では建物にクマが侵入する想定はほとんどなく、対応に時間を要したと報告されました。また「市街地で箱わなを設置する難しさを感じている」という声も寄せられています。 秋田県自然保護課・千葉崇課長: 「市街地の場合だと箱わなを設置するのが難しいという話もあった。現にクマは市街地に出てきている。その中でどうやって箱わなを設置できるのか、今後検討していかなければいけない」 さらに、冬は寒さで箱わなが凍り、閉まらなくなってしまう例が確認されているということです。
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