【F1スペインGP予選総括】0.02秒差の大接戦、ノリスがポール獲得!RBとアストン苦戦、角田裕毅&アロンソはQ3進出ならず、メルセデスがフェラーリ上回る
F1第10戦スペインGP(バルセロナ・カタルーニャ・サーキット)の2日目、予選が行われた。気温24℃、路面温度37℃、湿度67%、天候は曇り空だ。 ●【2024F1第10戦スペインGP】予選Q1-Q2-Q3のタイム、周回数/タイムスケジュール・全セッションの結果 ■【Q1】RB苦戦!角田裕毅とリカルド敗退! Q1トップタイムはルイス・ハミルトン(メルセデス)、2番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)だった。 HRC Sakuraで製造されているHRC(ホンダ・レーシング)製パワーユニット『ホンダRBPT』勢は、以下の通り。 3番手 マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 8番手 セルジオ・ペレス(レッドブル) 17番手 角田裕毅(RB) 18番手 ダニエル・リカルド(RB) 予選Q1敗退 16 ケビン・マグヌッセン(ハース) 17 角田裕毅(RB) 18 ダニエル・リカルド(RB) 19 アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) 20 ローガン・サージェント(ウィリアムズ) 17番手でQ1敗退となった角田裕毅はトップから0.842秒差、そしてQ1をギリギリ通過した15番手のランス・ストロール(アストンマーティン)とはわずか0.104秒差だった。「感触は良い」ものの、予選でもタイムが伸び悩んだ。18番手のリカルドもトップから0.932秒差と、大接戦なのがよく伝わる。 トラック・エボリューション(路面グリップの向上)も大きく、いかにセッションの最後にトラフィックを避けながらタイムを出すかが大きなポイントになる。 ■【Q2】地元の英雄アロンソ、0.019秒差で惜敗! Q2トップタイムはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)、3番手はジョージ・ラッセル(メルセデス)だった。 『ホンダRBPT』勢は、以下の通り。 1番手 マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 8番手 セルジオ・ペレス(レッドブル) 予選Q2敗退 11 フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) 12 バルテリ・ボッタス(Kickザウバー) 13 ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース) 14 ランス・ストロール(アストンマーティン) 15 ジョウ・グァンユ(Kickザウバー) 地元の英雄フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、トップから0.475秒差、Q2通過の10番手まで0.019秒差という僅差でのQ2敗退となった。一方、前半戦で大苦戦していたアルピーヌF1の2台がQ3へ進出した。この後のQ3でのポールポジション争いも大接戦必至だ。 ■【Q3】ノリスが0.020秒差の大接戦を制しポールポジション獲得! Q3はわずかに気温が下がり、湿度が上がってきた。 予想通りQ3は大接戦となったが、0.020秒差でポールポジションを獲得したのはランド・ノリス(マクラーレン)、予選2位はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、予選3位はルイス・ハミルトン(メルセデス)だった。 『ホンダRBPT』勢は、以下の通り。 予選2位 マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 予選8位 セルジオ・ペレス(レッドブル) ピエール・ガスリー(アルピーヌ)はセルジオ・ペレス(レッドブル)を上回るタイムで予選7位を獲得した。 ノリスのチームメイト、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)はアタック中にコースアウトしてノータイムに終わった。 タイムを残した予選9位のエステバン・オコン(アルピーヌ)までわずか0.742秒差の非常に接近した予選となった。 ■F1スペインGP:予選Q3 1 ランド・ノリス(マクラーレン) 2 マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 3 ルイス・ハミルトン(メルセデス) 4 ジョージ・ラッセル(メルセデス) 5 シャルル・ルクレール(フェラーリ) 6 カルロス・サインツ(フェラーリ) 7 ピエール・ガスリー(アルピーヌ) 8 セルジオ・ペレス(レッドブル) 9 エステバン・オコン(アルピーヌ) 10 オスカー・ピアストリ(マクラーレン)