相手の心を開くための4つのコミュニケーション術
多少の好奇心を持つのは悪いことではありません。 ゴシップ好きだと思われたくはなくても、他人の人生の進捗に興味を持つことはあるでしょう。 個人的に関係を深めたり、もしくは仕事において良好な関係になりたいなど相手の心を開きたい場合に、覚えておきたいコツがいくつかあります。
1. 心を開かせようとせずに会話をはじめる
この方法は、人の繊細な内面の情報を引き出す方法を知るジャーナリストに聞いたものです。これまでの情報源への敬意と、これから出会う人との関係を育むために、匿名を希望されましたが、いくつかすばらしいアドバイスを教えてくれました。 「その人自身に関する個人的な質問をしましょう」と、そのジャーナリストは言っていました。深いことを聞き出す前に、その人のことをもっと知るために、その人に自分のことを語ってもらうのです。 たとえば、誰かとデートをして、その人が前に付き合ってた人となぜ別れたのかを知りたいとします。直接聞き出すような質問をする前に、最初はもっと一般的な質問をしますよね? まずは、相手の些細なことを知る必要があります。そして、あなたも些細なことを共有する必要があります。その人の生活や興味、目標などについて質問をし、それからあなた自身のことを話しましょう。 心を開くというのは個人的なことであり、人間らしいことです。噂大好きロボットのような行動をしたら、何も話してもらうことはできません。 また、そのジャーナリストは、相手が内面的なことを話しはじめたら、話を遮らないことが大事だと言っていました。 自分が似たような体験をしていても、相手の言うことに反論したり、質問や感想で話を遮ったりしないようにしましょう。 あなたの最終的な目的が何であれ、その会話は相手が主役です。
2. 共感し、反応する
「常に共感を示してください」と、そのジャーナリストは言います。 大学の対人コミュニケーションの基礎クラスを思い出してください。コミュニケーションとは、メッセージを受け取るだけでなくそれに対して意見を返すことでもあります。 誰かと対面で話している場合は、目を合わせましょう。電話で話している場合は、「うん、うん」くらいでもいいので、相手の話を聞いているという合図をします。 繊細な情報を明らかにすることは、ただでさえ落ち着かないことなのに、話しているときに何の反応もしない人にそれを明らかにするなんて異常なことです。 たとえば、あなたと友だちが誤解のせいで喧嘩をしたとします。あなたは、喧嘩したことを友だちが本当はどう思っているのか言って欲しいと思っています。 友だちが心の内を明かしたのに、あなたがうなずいたり、反応したり、友だちの気持ちを理解している姿勢を示さなければ、友だちはとてつもなく嫌な気分になるでしょう。 友だちは、あなたが怒っているのか、それともその人の話しが気に入らなかったとか、どうでもいいと思っている、と思うかもしれません。