2024年 XRの最新トレンド【SENSORS】
「私も、視覚をハックするようなデバイスが今年のトレンドになると思っています。たとえば中国などでは、家にテレビを置くのではなく、代わりにディスプレイを装着し、スマホを接続して、大画面で動画視聴するといった楽しみ方が広がっています。テレビを持たなくても、スマホを接続すれば170インチの大画面で楽しめるんです。デバイスの価格が10万円を切ってきたので、幅広い方に手に取ってもらいやすくなるのではないでしょうか」
「すべての人を別世界へ連れていく、といった革新的な体験を期待しています。現状は約50万円と高価で、誰もが持つようになるのはもう少し先だと思いますが、Apple社の製品である点も大きな強みだと思います」 「既に多くの人が持っているiPhoneやiPad、Apple WatchやMacとアプリケーションやコンテンツの互換性があるからです。既存のユーザー接点からXRをじわじわと一般的にしてくれるのではないかと大いに期待しています」
「Apple社がVRやARといった言葉を使わず『空間コンピューティング』という言い方をしている点に共感します」とGOROmanさんも話す。 「今後、人々がコンピューターを利用する新しい形になり得ると思っています。iPhoneやiPadのアプリは基本的にそのまま動作するし、Macの画面もそのまま出力できます。今まで、パソコンのディスプレイに向かって仕事をしていたスタイルとは全く違う働き方ができるようになるはずです」