天皇ご一家、栃木・高根沢の御料牧場を散策 愛子さま、社会人になって初の静養
天皇、皇后両陛下と長女愛子さまは2日、静養のため栃木県高根沢町上高根沢の宮内庁御料牧場に入られた。同牧場での静養は昨年4月以来で、数日間滞在する予定。今春就職した愛子さまにとっては、社会人になって初めての静養となる。 ご一家は午後4時20分ごろ、車で御料牧場に到着した。両陛下はグレーのジャケット姿、愛子さまは白のブラウスに水色のパンツスタイル。福田富一(ふくだとみかず)知事や牧場職員らの出迎えに笑顔で応じ、一人一人に言葉をかけていた。 その後、ご一家は軽装で放牧地を散策。リラックスした表情で談笑しながら新緑を眺めていた。皇后さまが子馬に手を振る場面もあった。 福田知事によると、陛下は到着時、「新緑がきれいですね」とにこやかに話したといい、日本赤十字社(東京都港区)に就職した愛子さまに対し、本県高校生の献血率が日本一と伝えると、愛子さまは「すばらしいですね」とたたえたという。 福田知事は「爽やかなお天気の中、お迎えすることができてよかった」と話した。