神戸ルミナリエ 今年は「光の叙情詩」テーマに鎮魂の輝き
1995年に発生した阪神・淡路大震災による犠牲者の鎮魂の意を込めた「神戸ルミナリエ」が2日、神戸市中央区の旧外国人居留地・東遊園旧外国人居留地付近などで始まった。22回目となる今年は「光の叙情詩(Ode della luce)」をテーマに行われ、点灯の瞬間、駆けつけた市民らからは多くの歓声と拍手が沸き起こった。
今回は「光の叙情詩に託し次世代に語り継ぐ」という思いから約30万個を超える電球を使い、震災による犠牲者への永遠の祈りなどの思いが込められている。点灯式では地元の小学生らによる「しあわせ運べるように」の合唱が行われ、会場にいた人たちも一緒に口ずさみながら「もう20年以上やね」と語る人たちの姿もみられた。 神戸市から来たという30代の女性は「私たちも、しあわせ運べるように」を歌いました。やはり、あの震災を思い出します。子供たちにもこうした機会に伝えます」と話していた。 開催期間は11日まで。時間は期間中の月~木曜は午後6時~同9時半まで。金曜は午後6時~同10時まで。土曜は午後5時~同10時まで。日曜は午後5時~午後9時半までとなっている。