来年のアカデミー賞を大予想!『バービー』、『マエストロ』…作品賞に輝くのは?
米『ハリウッド・リポーター』のアワード担当編集長、スコット・ファインバーグ氏が来年のアカデミー賞候補を大予想。 主要部門の作品賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞に輝くのは…?
作品賞:『バービー』
夏のヒット作『バービー』は、先月27日のゴッサム賞で「Global Icon & Creator Tribute」を受賞。 来年のゴールデングローブ賞でも、ミュージカル・コメディ部門と新設された興行成績賞の最有力候補だろう。
『マエストロ: その音楽と愛と』
ブラッドリー・クーパー監督・主演のNetflix映画『マエストロ』は、先月19日開催のLAアカデミー上映会でスタンディングオベーションを巻き起こした。 また、ゴッサム賞では「Cultural Icon & Creator Tribute」に輝いている。
『パスト ライブス/再会』
セリーヌ・ソン監督のA24『パスト ライブス』は、ゴッサム賞で『パッセージ』や『ショーイング・アップ』を抑えて作品賞を受賞。 インディーズ映画界のトップ・プロデューサー、クリスティーン・ヴァションにとって、その快挙は立派な功績となった。
主演女優賞:リリー・グラッドストーン『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
Appleは複雑な思いだろう。というのも、グラッドストーンはマーティン・スコセッシ監督の本作とは別の映画でゴッサム賞主演賞を獲得したのだ。 ゴッサムで受賞をもたらした『The Unknown Country』の知名度は、アカデミー会員の間では相当低い。
助演男優賞:チャールズ・メルトン『May December』
32歳のメルトンは、ゴッサム賞でペネロペ・クルス、ライアン・ゴズリング、ダヴァイン・ジョイ・ランドルフらを抑え、助演賞を手にした。 おととし、昨年の同賞受賞者であるトロイ・コッツァーとキー・ホイ・クァンは、オスカーにも輝いている。
助演女優賞:ジュリエット・ビノシュ『ポトフ 美食家と料理人』
ランス映画界のベテラン、ビノシュは、先月15日の上映会後に開かれたQ&Aでもひと際注目を集めていた。 本作は、来年のオスカーで国際長編映画賞のフランス代表作品に選出されている。
画像クレジット:BARBIE: WARNER BROS./EVERETT COLLECTION. MAESTRO: JASON MCDONALD/NETFLIX. PAST: COURTESY OF TWENTY YEARS RIGHTS/A24 FILMS. TASTE: COURTESY OF CAROLE BETHUEL. KILLERS: MELINDA SUE GORDON/APPLE TV+. MAY: COURTESY OF NETFLIX.