ミランFWオカフォー、ライプツィヒ移籍が土壇場で破談…メディカルチェックで問題発覚か
ミランに所属するスイス代表FWノア・オカフォーのライプツィヒ移籍が、土壇場で破談となったようだ。ドイツメディア『スカイスポーツ』が14日に報じている。 2000年5月24日生まれで現在24歳のオカフォーは、母国バーゼルの下部組織出身で、同クラブでトップチームデビューを飾った後、2020年1月にザルツブルクへ完全移籍加入。ザルツブルクでは在籍した3年半で公式戦通算110試合出場34ゴールを記録するなど活躍し、オーストリア・ブンデスリーガでは4連覇を経験。2023年夏にミランへの完全移籍を決断した。 ミランではセンターフォワードやウイングとしてプレーしているものの、どちらもバックアッパーの立ち位置を抜け出せていない。今季も状況に変化はなく、ポルトガル代表FWラファエル・レオンやスペイン代表FWアルバロ・モラタらの控えに甘んじている。在籍およそ1年半の期間で公式戦52試合出場7ゴールをマークしているなかで、今冬には移籍を模索。かつて在籍したザルツブルクと同じレッドブル・グループのライプツィヒ移籍に近づいていると報じられた。 契約形態は半年間のレンタル移籍で、2500~2800万ユーロ(約41~46億円)での買い取りオプションも付随。同期間内の給与をライプツィヒが負担するという条件で合意に達し、既にメディカルチェックも受けた模様だ。 しかし、このメディカルチェックにおいて、問題が発覚したという。オカフォーは昨年12月にふくらはぎの負傷によって戦線を離脱。以降、公式戦のピッチに戻ってきてはいないが、ミランの練習では一部メニューをこなしたことが明るみに出ていた。だが、ケガの度合いはライプツィヒ側が想定していたよりも遥かに深刻で、しばらくは試合で起用できない状態だったとのこと。今季終盤戦の即戦力としてカウントすることが難しいと判断され、契約は見送られた。 この判断により、オカフォーは再びミランに戻ることになる。今冬の移籍市場は1月末まで開いているため、他クラブへの移籍を求める可能性も低くはないが、まずはミランで復活を目指すこととなりそうだ。
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