高校で「オフィスメイク」 本音はキラキラさせたい 学校は「自分らしさ」を期待 愛知
メ~テレ(名古屋テレビ)
愛知県の高校では、全国でも珍しい「ある取り組み」が10日から始まりました。 名古屋市東区の愛知商業高校。 制服を着ている生徒もいますが、青いシャツやグレーのセーターなどの私服を着ている生徒もチラホラいます。 この学校では3年前から、毎週金曜日をオフィスカジュアルデー、いわゆる私服での登校を認めています。 背景には、商業高校ならではの事情があるようです。 「ビジネス視点を踏まえた活動を学校のウリにしている。例は少ないが、就職試験で私服で来てくださいという企業もある。その時に対応できるように、普段の学びに取り入れている」(愛知商業高校 川口宗泰校長)
毎週金曜はオフィスカジュアルデー
そして、10日から始まったのは―― 私服で登校した生徒を対象に、「オフィスメイク」をしてきても良いという取り組みです。 「オフィスメイク」とは、ボリュームが少ないまつげや赤すぎない口紅など、ビジネスシーンにあった清潔感のあるメイクのことを指します。 毎週金曜のオフィスカジュアルデーをより有効に活用しようと、生徒会が主体となって実現しました。 「私たちは商業高校なので、卒業後半数は就職します。社会においての準備期間だと思います。自分たちで行動し、考えて行動する機会を増やすという目的でも、オフィスメイクの活動を提案しました」(生徒会副会長 小崎ひかりさん・3年) 生徒会は、10日のために専門学校の講師を招いたメイク教室を開いたり、全校生徒に「オフィスメイク」をプレゼンしたりしたということです。
生徒会の男子メンバーもオフィスメイクに挑戦
10日は、生徒会メンバーもオフィスメイクをしての登校。 生徒会会長の猿渡さんは、かわいらしい印象にするため頬にチークを入れたそうです。 「いつもとは違って薄く、なるべく顔を明るく見せることだけを意識しました。濃く入れると強い印象が出ちゃうので、薄く柔らかくなるように入れました」(生徒会会長 猿渡心愛さん・3年) 生徒会の男子メンバーも、オフィスメイクに挑戦! 「日焼け止めを塗って、少しオフィスメイクに近づけるというかたちで、肌を白くするようにしてきました。自分の肌が色がいつもと違うのに違和感を感じてしまいました」(生徒会会計 高橋孝徳さん・1年)※高は正しくははしごだかです