【函館便り】濃い霧の中、放馬逆走…無事で良かった
開幕から3週間の函館出張を終えた舟元記者が、後ろ髪を引かれるように帰京しました。残り3週間。及ばずながら引き継ぎます。 函館競馬場は全休日明けの25日、午前5時半の馬場開場から濃い霧に包まれました。一番悪い時の視界は200メートルあるかないか。騎乗者は細心の注意を払っていますが、馬上から「怖いな」との声も。1頭放馬して、馬場を逆走する危険な場面もあったようです。幸い二次的な被害はなく、本当に良かった…。ちなみに霧とモヤの違いは視程(肉眼ではっきり見える最大距離)だそうで、霧は視程1キロ未満、モヤは視程1キロ以上とのこと。 先週までは好天が続いていたので「誰かさんが来たからかな」と某助手さんに言われましたが、幸い霧は午前7時前には晴れ、函館山がくっきりと見えるようになりました。天気予報によると、しばらくは荒天は避けられそう。6月は毎日ストーブをたかざるを得ないほど寒い年もありますが、どうやら今年は過ごしやすいようです。馬にも人にも、とてもいい気候。何とか馬券を当てて、美食も楽しみたいものです。【岡山俊明】