ＢＡＴＴＬＥ　ＯＦ　ＴＯＫＹＯに出演した総勢８組６５人

　パリ五輪の新種目・ブレイキンの女子日本代表・湯浅亜実選手（ダンサー名・ＡＭＩ＝２５）が９日（日本時間１０日）、初代女王に輝き、芸能界からも祝福の声が相次いだ。この日、芸能事務所・ＬＤＨのライブ「ＢＡＴＴＬＥ　ＯＦ　ＴＯＫＹＯ」がさいたまスーパーアリーナで行われ、ＴＨＥ　ＲＡＭＰＡＧＥら総勢８組６５人が勇姿に刺激を受け、ステージで躍動した。 　ＬＤＨと言えばダンスが“お家芸”だけに、出演者たちもブレイキンの熱戦にくぎ付けだった。初代女王誕生の興奮冷めやらぬ中、開演前に８組の代表メンバーが取材対応。ブレイキン経験者のＰＳＹＣＨＩＣ　ＦＥＶＥＲ・小波津志（こはつ・こころ＝２３）は「五輪で種目として取り上げられ、ダンス自体が表に出ているのが感慨深い」と笑顔。その中で湯浅選手の優勝は「証明ではないけど、日本のレベルの高さを感じた」と胸に刺さるものがあり「世界共通でダンスが一つの言語表現としてある」と喜んだ。 　ＴＨＥ　ＲＡＭＰＡＧＥの陣（３０）は、ブレイキン男子の半井重幸選手（ダンサー名＝ＳＨＩＧＥＫＩＸ）と交流したことがあるという。「世界で活躍する人たちの言葉や姿を見た時にＬＤＨが大切にしている『謙虚さ』を皆さん持たれていて、世界で活躍するためには謙虚さも必要なんだなと感じた」と回想し、パリ大会をきっかけに「ダンスという物を盛り上げられたらうれしい」と背筋を伸ばした。 　９７００キロ先の“ＢＡＴＴＬＥ　ＯＦ　ＰＡＲＩＳ”に刺激を受け、ＦＡＮＴＡＳＴＩＣＳの八木勇征（２７）は熱演を約束。「『ＢＡＴＴＬＥ　ＯＦ　ＴＯＫＹＯ』という（公演）タイトルにもある通り、バチバチにやり合うバトルが見どころ。ヒリヒリする感じもお互いがリスペクトしているからこそできること。スリリングで迫力のあるバトルを繰り広げたいなと思っています」と五輪に負けず劣らぬ熱をＴＯＫＹＯでも起こしていく。 　「ＢＡＴＴＬＥ　ＯＦ　ＴＯＫＹＯ」は２０１９年に始動したＥＸＩＬＥ　ＴＲＩＢＥの新世代を中心とする大型ライブで、今年はＴＨＥ　ＲＡＭＰＡＧＥらＪｒ．ＥＸＩＬＥ世代４組とＬＩＬ　ＬＥＡＧＵＥらＮＥＯ　ＥＸＩＬＥ世代４組が「ＶＳ」をテーマに、ステージ上で大暴れした。 　ＴＨＥ　ＲＡＭＰＡＧＥとＴＨＥ　ＪＥＴ　ＢＯＹ　ＢＡＮＧＥＲＺは「Ｇｏｏｄｅｓｔ　Ｂａｄｄｅｓｔ」と題したバトルステージを繰り広げた。各チームのパフォーマーが向き合い、パリの熱戦に負けじと激しいダンス対決で火花を散らした。 　３時間で全４０曲を披露し、各チームの魅力をステージに提示。５公演で１２万人を動員するライブの初日を成功に収めた。