【阪神】井坪陽生、1軍2桁盗塁!今季チームは近本のみ「技術的に勝負できる」現状維持600万円
阪神井坪陽生外野手(19)が12日、1軍での2桁盗塁を来季の目標に掲げた。この日からチームの契約更改がスタート。高知県内のチーム宿舎で交渉に臨み、現状維持の600万円でサインした。今季はファーム105試合に出場し、打率2割7分5厘をマーク。球団からも「数字がどれも上がっているということで。来年は1軍で勝負できるように、このキャンプでやっていこうと話しました」と評価されたと明かした。 【一覧】阪神の契約更改状況 藤川監督も期待をかける走攻守3拍子そろった19歳。来季は1軍デビューにとどまらず「盗塁は2桁、10個は目指して(やりたい)」と明確な目標を掲げている。今季の阪神1軍で2桁をマークしたのは、19個でセ・リーグ盗塁王となった近本のみ。井坪自身、ファームでは自己最多の15盗塁を決めている。自慢の足を1軍でも生かすことができれば、藤川阪神の貴重な機動力にもなりそうだ。 高知・安芸キャンプでは各部門のコーチに耳を傾け、自身でも考えながら吸収。「走攻守レベルアップできるように」と全体的な能力の底上げをはかっている。今季は同じ外野手の野口や豊田らが1軍昇格をつかんだなか、井坪自身は声がかからなかった。 「技術的に勝負できるかなというのは自分の中でも少しある。(1軍に)いけなかったというのは何かしらが絶対にあるので。来年は上に行けるようにやっていきたいです」 オフの自主トレは地元の東京・八王子で行う予定。春の1軍切符を目指し、実りの冬にしてみせる。【波部俊之介】(金額は推定)