九十九谷公園にモミジ植樹 150周年記念で村木イチョウも 長野県喬木村
長野県喬木村は10日、小川の九十九谷森林公園で「緑化祭」を開き、イロハモミジの苗木260本を植樹した。役場、村議会、財産区関係者、地元選出の県議ら50人余が参加。大きく成長しきれいに色づく姿を想像しながら、1本1本丁寧に植えていった。 村内の森林公園などに苗木を植えて緑を増やそうと、1949(昭和24)年から続ける取り組み。今年はモミジの植樹を前に、1875(明治8)年1月23日の村発足から150年の節目を祝う記念事業の第1弾として、村木のイチョウの植樹を行った。「イチョウのように、末広がりで村が発展していくように」との思いを込めた。 市瀬直史村長は「四季折々の植物を楽しめるようにと、毎年緑化祭を開いている。リニア中央新幹線や三遠南信道の開通を見据え、村内外の多くの人に楽しんでいただける自然、景観を守っていきたい」と話した。 近年、園内では大雨に伴う土砂崩落が続いている。この日参加者らは、崩れた斜面の改修地などを中心にモミジを植え、しっかりと根を張り成長すること、さらなる災害が発生しないことなども願った。