IBC岩手放送

東北日本海側南部では強い冬型の気圧配置や上空の強い寒気の影響により、大雪となっている所があります。10日明け方にかけて大雪に警戒してください。東北地方では10日にかけて、雪を伴った強い風や高波に注意・警戒し、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうに注意してください。 【写真を見る】10日明け方にかけ大雪に警戒　大雪と風雪及び高波に関する東北地方気象情報 気象庁によりますと、日本付近は強い冬型の気圧配置となっています。また日本海は気圧の谷となっています。強い冬型の気圧配置は10日にかけて続き、東北地方の上空約5000メートルには、氷点下39度以下の強い寒気が流れ込む見込みです。また9日は低気圧が日本海から東北南部へ進むでしょう。 このため東北日本海側を中心に大雪となっている所があります。 東北地方では、雪を伴った西または北よりの強い風が吹き、東北日本海側の海上では、しける見込みです。気圧の傾きが予想よりも大きくなった場合は警報級の風や高波となる可能性があります。 また、気圧の谷や上空の強い寒気の影響により東北日本海側では大気の非常に不安定な状態が続くため、積乱雲が発達して雷の発生する所がある見込みです。 9日6時から10日6時までに予想される24時間降雪量は多い所で、 　　東北日本海側　山沿い　70センチ 　　東北日本海側　平地　　50センチ その後、10日6時から11日6時までに予想される24時間降雪量は多い所で、 　　東北日本海側　山沿い　50センチ 　　東北日本海側　平地　　40センチ 10日にかけて積雪が急激に増加するおそれがあります。 9日に予想される最大風速（最大瞬間風速） 　　東北日本海側　海上　18メートル　（30メートル） 　　東北日本海側　陸上　13メートル　（25メートル） 　　東北太平洋側　海上　18メートル　（30メートル） 　　東北太平洋側　陸上　13メートル　（25メートル） 10日に予想される最大風速（最大瞬間風速） 　　東北日本海側　海上　18メートル　（30メートル） 　　東北日本海側　陸上　15メートル　（30メートル） 10日に予想される波の高さ 　　東北日本海側　　　5メートル 東北日本海側南部では10日明け方にかけて、大雪による交通障害、屋根からの落雪、建物や農業施設への被害に警戒し、その後も東北日本海側では10日夜遅くにかけて、大雪に注意・警戒してください。また、電線や樹木への着雪、なだれに注意してください。 東北日本海側では9日昼前から10日夜のはじめ頃にかけて、東北太平洋側では9日朝から夜遅くにかけて、雪を伴った西または北よりの強い風による交通障害や建物への被害に注意・警戒し、東北日本海側の海上では、10日昼前から夜遅くにかけて高波に注意・警戒してください。 また東北日本海側では10日夜遅くにかけて、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうに注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。