山陰放送

きのう投開票が行われた兵庫県知事選で、失職して出直し選に挑んだ斎藤元彦前知事が再選を果たしました。 近畿ブロック知事会の一員でもある平井知事はどう受け止めたのでしょうか。 【写真を見る】「内情は、双方サイド的に聞いているところもございまして、中に分断が走っているということは正直あると思う」兵庫県知事選、斎藤元彦氏再選で平井鳥取県知事の受け止めは…「斎藤知事の新しい県政に御期待申し上げたい」 兵庫県知事選で当選を果たした前知事の斎藤元彦（47）さんは110万票あまりを獲得し、新人6人を破りました。 県職員へのパワハラ疑惑などで告発を受けた斎藤さんは、県議会で全会一致で不信任決議を可決されて失職。無所属で出直し選挙に臨み改革の継続を訴えていました。 隣接県で、近畿ブロック知事会の一員でもある鳥取県の平井伸治知事は、斎藤氏の再選について… 鳥取県　平井伸治　知事 「兵庫県の有権者の皆様の厳正な判断だと思います。私は斎藤知事の新しい県政に御期待申し上げたいと思います。 実は私自身も兵庫県に勤務したこともあり、色々な内情は、双方サイド的に聞いているところもございまして、中に分断が走っているということは正直あると思うんですね。ですから今回の有権者の判断というものを斎藤知事におかれては、もう一度受け止めていただいて、改めるべきところは改めながら兵庫県政を推進し、できれば我々隣接地域である鳥取県と一緒に今後も山陰海岸ジオパークであるとか、或いは大阪関西万博を通じた観光振興であるとか、手を携えてやっていく道筋を斎藤知事と模索して参りたいと思います」 「（Q近々会談など予定は?）ありうると思いますね。今後も関西広域連合などで一緒になる機会はあると思いますし、このたび山陰海岸ジオパークは再認定が整いましたけれども、今後もそうした地域振興を進めていかなければなりません。 落ち着いたら両県でも膝を交えて会議をして、例えば『ルート29』という映画のことなど共通した振興策はあると思っておりますので、話し合いの場も検討してみたいと思います」