札幌地裁で初弁論 市立中いじめ不登校 札幌市は争う姿勢
いじめによる不登校で学習の機会を奪われたとして、札幌市を訴えている女子生徒の初弁論が札幌地裁できょう開かれました。 現在、道内の通信制高校に通う女子生徒は、4年前に通っていた札幌市立中で複数の男子生徒から、容姿をからかわれたり、顔写真を加工した動画を交流サイトのグループチャットに投稿されたりするなどのいじめを受け、卒業まで不登校になりました。 学校に相談したものの適切な対応がなく、教育を受ける権利を侵害されたとして、市に対し、およそ550万円の損害賠償を求める訴えを起こしていました。今後、原告側は学校としての義務を怠ったなどと主張する方針で、一方の札幌市側は請求棄却を求め、争う姿勢を示しています。次回の裁判は、11月を予定しています。