能登への思いを太鼓に込めて…輪島の和太鼓奏者が百万石行列で見せた圧巻の演奏
いよいよ本番…能登への思いを込めて
百万石行列当日。参加者が手で音を鳴らし、最後のリハーサルが始まった。リハーサルの後、じっと目を閉じる今井さんの姿があった。「自分は本当に緊張しいなので能登のみなさん力を貸して下さいとお願いをしていた。」 太鼓が金沢駅の正面に運ばれ、いよいよ本番が始まった。この日は能登半島地震の発生からちょうど5か月となる節目の日。能登への思いをバチに込め、今井さんの太鼓の音が響く。 演奏後、会場からは大きな拍手が沸き起こった。演奏を終えて今井さんはこう振り返った。「みんなとこうやってできて幸せな時間だった。今はまだ進んでいないことも多いが、こうやって一歩ずつ音を鳴らすようにいろんなものができていくと思う。」不安な日々が続く中、今井さんはこれからも能登の思いを背負って太鼓を打ち続ける。