「禅」と「絡まる」で「ゼンタングル」…シンプルな模様を繰り返し描くことで心を落ち着かせる効果
円や曲線などシンプルな模様を繰り返し描く絵画技法「ゼンタングル」を用いた作品展が、兵庫県丹波市氷上町の喫茶店「カフェドふくむら」で開かれ、幾何学的なアートが来店者らを魅了している。11月4日まで。
近くに住むペン画作家佐藤真由美さん(65)が、たくさんの人に知ってもらおうと企画した。ゼンタングルは「禅」と英語の「タングル(絡まる)」を合わせた造語で、無心にペンを動かして集中することで心を落ち着かせる効果もあるという。
佐藤さんは2年前にゼンタングルアートを知った。「今までに見たことがなくて面白い」と魅了され、以来独学で描き続けている。
知人の紹介で、作品展の話がまとまった。サインペンやボールペンで描いたキリンやタンポポなどの動植物、貝殻などを連想させる17点が並び、佐藤さんは「自由な発想で自分の世界を表現できる楽しさが魅力。じっくり作品と向き合っていただけたらうれしい」と話す。
平日は午後0時半~5時、土日祝日は午前11時半~午後5時。