浦安が名古屋に好勝負を演じるも、もう1点が遠く。小宮山友祐監督「ハードワークして戦った選手たちには満足している」【F1上位リーグ第24節|記者会見/浦安vs名古屋】
12月24日、町田市立総合体育館にてFリーグ2023-2024ディビジョン1ファイナルシーズン上位リーグ・第24節が行われ、バルドラール浦安と名古屋オーシャンズが対戦。浦安が1-2で敗れた。 前々日のファイナルシーズン第23節で立川アスレティックFCに2点リードからの逆転負けを喫している浦安だったが、名古屋相手に引けを取らず第1ピリオドを0-0で折り返す。しかし24分、ギレルマオの反転シュートのこぼれを宮川泰生に詰められて0-1。さらに28分、ピレス・イゴールの攻撃参加から横パスを受けた本石猛裕がボールを奪われて失点しまう。 2点を追う浦安は32分、プレスをうまく回避した東出脩椰が、柴山圭吾に当てた折り返しを決めて1点差に詰め寄る。その後もボールを保持しつつ攻勢を強めた浦安だったが、あと1点が遠く試合終了した。 試合を終え、小宮山友祐監督とキャプテンの石田健太郎が記者会見に出席した。
代表選手とそれを目指す若手が、日本のレベルを向上させる
●バルドラール浦安|小宮山友祐監督 ──試合を振り返って。 勝ち点3を取りにいって取れなかったのは悔しいです。名古屋が負けられない状況で「勝ちたい」という王者の強さを全面に出してくるのに対して、こちらも真っ向うからぶつかった試合でした。選手たちはよくやってくれましたが、あと1点、勝つためにはあと2点、届きませんでした。40分を通して、2日前の立川アスレティックFC戦と比べると、攻守共にハードワークできましたし戦う姿勢を全面に押し出してくれたので、その部分に関しては満足しています。 ただし、一生懸命やればいいわけではないですし、我々は結果がすべてなので、勝てなかったことにフォーカスして残りの3戦に向けてしっかり準備をしていきたいです。 2023年最後の試合でしたが、長い1年、選手たちはよくやってくれたと思います。今日の試合でいうと石田もそうですし、名古屋の選手もそうですが、代表選手がピッチでしっかりと高いパフォーマンスを発揮してくれたことが、日本のフットサルのレベルの向上につながっていると思います。そこに入っていこうとするハングリーな若い選手たちも含め、リーグでいいパフォーマンスをし続けることが大事だと思います。今日は我々の若い選手たちもいいパフォーマンスをしてくれましたが、これからもコンスタントにいいパフォーマンスが出せるように、厳しいトレーニングを積み重ねて選手たちの成長を促していきたいと思います。 ──今日は名古屋が「優勝には勝つしかない」という状況でした。そもそも名古屋が持つ強みと、追い詰められた名古屋が今日の試合で見せたいつもと違う強み、みたいなものがあれば教えてください。 そもそも名古屋が持つ強みの、例えば、強力なピヴォがいるという部分では、どうにも手の施しようがない、何をしても止められない、ということではなかったですし、彼らの良さは消せたと思っています。ただし、40分間ああいう強力な選手たちを抑え切ることは難しいので、違うフットサルをする選択肢もあったかもしれません。具体的にはボールを保持する時間をもっと長くして、ディフェンスをする機会を減らすという形です。しかし、立ち上がりは前進することもできなかったので、そういうところが大きな違いなのかなと思います。 名古屋の選手たちは簡単に抜かれたり剥がされたりということが、外国籍選手以外はないですし、カバーリングも速いです。なので外国籍選手に対して仕掛けていこうとしましたが、今日は、外国籍選手も頑張ってディフェンスをしていたので、なかなか活路が見出せませんでした。 ──柴山選手とのコンビネーションで東出選手が決めたゴールは練習してきた形ですか? 柴山と東出の形はずっと2人で練習させていますし、彼らのコンビネーションはレベルが高いものだと思います。それを試合で発揮できていなかったのは、ディフェンスに課題がある選手たちなので、長い出場時間を与えることが難しかったからです。今日は2点負けてる時間帯だったので彼らの攻撃力を信じて起用しました。本当によくやってくれたと思います。
我慢強くプレーし、最後までいいゲームはできた
●バルドラール浦安|石田健太郎 ──試合を振り返って。 点差を離されると難しいゲームになると思っていたので、先に取られてしまっても連続失点しないことが大事になると思っていました。前回の対戦では、先に3点取ることができましたが、そう簡単にはいかない相手ですし、自分たちが我慢強くプレーしたことで最後までいいゲームができたと思います。前半もう少し相手コートに入れればよかったと思いますし、ゴールする部分で差が出てしまいました。そのあたりを改善して次の試合に臨みたいと思います。
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