高校野球の対外試合解禁 東洋大姫路・森が滝川第二を5回無失点
高校野球の今季の対外試合が5日、解禁された。第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)に14年ぶり8回目の出場となる古豪・東洋大姫路(兵庫)は兵庫県姫路市の東洋大姫路グラウンドで滝川第二(兵庫)と対戦し、0―0で引き分けた。 先発した東洋大姫路のエース右腕・森健人(2年)は5回を3安打に抑え無失点。一回にいきなり先頭打者に安打を許したが、連続三振を奪った後に素早いけん制で一塁走者をタッチアウトに仕留めるなど、三塁を踏ませることはなかった。持ち味である直球の伸びには手応えも感じていたが、テーマとして取り組んだ全打者に対して初球ストライクを取ることはうまくできずに「(立ち上がりは)打者が立つとフォームが崩れた」と反省していた。 大会第3日(20日)の第3試合で高知とぶつかることが決まった。ともに甲子園で優勝経験のある常連校同士の顔合わせに、森は「(高知打線は)映像を見てもどんどん振ってくる印象がある。直球と緩急を使えば打ち取れると思うので試合までに仕上げていきたい」と意気込んでいた。【藤田健志】