大阪・夏の風物詩「船乗り込み」に片岡仁左衛門ら
大阪・夏の風物詩「船乗り込み」に片岡仁左衛門ら THE PAGE大阪
来月3日から大阪松竹座(大阪市中央区道頓堀)の7月公演「関西・歌舞伎を愛する会 第24回七月大歌舞伎」が始まるのを前に恒例の「船乗り込み」が28日、道頓堀川などで行われ、片岡仁左衛門らが乗った船に川沿いからファンが大声援をおくる姿が見られた。
片岡仁左衛門、片岡秀太郎ら出演者14人が登場
この船乗り込みは、大阪の「夏の風物詩」と呼ばれるなど恒例となっており、同区の京阪天満橋駅付近、大川の八軒家浜船着場で出発式典が行われ、片岡仁左衛門、片岡秀太郎ら出演者14人が登場すると、待ち構えていたファンからは大声援があびせられた。 そして、いよいよ乗船。お囃子に乗って川をゆっくりと進み、道頓堀川に入ってからも、集まった観客からの大声援を受けた。 戎橋では集まった約2200人のファンが見守る中、到着を知らせる口上が読み上げられ、その後、とんぼりリバーウォークで行われた式典では、片岡仁左衛門が「歌舞伎を見たことのないというお友達を必ず一人でも劇場に足を運んでいただけるようお願いします。27日の千穐楽まで大入りになりますよう、皆様のお力添えをお願いします」と力強いあいさつを行った。
また、中村歌六は「3年ぶりの大阪です。夜の部をみた人は昼の部を必ず見て下さい」中村時蔵は「昨年に引き続き、出演させていただき嬉しいです。千穐楽まで一生懸命頑張ります」と、それぞれ力強く意気込みを述べ、ファンからは大きな拍手がおくられるなど、水都・大阪らしい盛り上がりを見せていた。