珍名力士・翔大夢は黒星発進「これからショータイムを見せていければ」 館内からはしこ名を叫ぶ声も
◆大相撲 ▽夏場所初日(12日、東京・両国国技館) 本名の伊藤から改名をして珍名で話題となってい る西序二段26枚目・翔大夢(しょうたいむ、錣山)は黒星発進となった。東序二段27枚目・伊波(尾上)に突き出しで敗れた。 土俵に上がると、新しこ名への期待からか館内のファンから「ショータイム!」の声があがった。翔大夢は「ありがたいです。声は聞こえていたけど、冷静だったのはそこまでだった。立ち合いは当たれたけど、かなり緊張した(しこ名の)プレッシャーを感じた」と反省を口にした。 「ショータイム」は米大リーグ・ドジャースの大谷翔平の活躍に、翔平とかけて米メディアが「SHO TIME」と報じるなど、代名詞的な言葉。先月30日の新番付発表で改名が発表されてから「思った以上の反響があった」と本人も驚くほどだ。しこ名は昨年12月に亡くなった先代師匠(元関脇・寺尾)からの提案といい、「白鵬翔関の『翔』と大鵬関の『大』に夢を追うということでいただいた」とあらためて説明した。 重圧のかかるしこ名だが「次は緊張しないように。だいぶ慣れたので。これからショータイムを見せていければ」と次の一番を見据えた。
報知新聞社