中野美奈子、内田恭子…タレント社外取の「報酬」大公開【全37人】年俸4635万円の元アナウンサーは?
● 重量挙げの三宅氏はカネカの社外取 金メダリストの高橋尚子氏は875万円 アナウンサーと並んでスポーツ選手の顔触れも目立つ。元重量挙げ選手で五輪メダリストでもある三宅宏実氏(38)はカネカの社外取を務め、推計報酬額は1457万円。元マラソン選手で金メダリストの高橋尚子氏(52)はスズキなど2社の社外取を務め、同875万円だった。 また、元アーティスティックスイミング選手の奥野史子氏(52)は物流大手のセンコーグループホールディングスの社外取で推計報酬額は917万円となった。 21年3月に不二家が社外取に起用して話題となった俳優の酒井美紀氏(46)の推計報酬額は1314万円だった。
● 陸上・為末氏はゴールドウインで825万円 フェンシング・太田氏は2社で775万円 元陸上競技選手の為末大氏(46)の報酬額はゴールドウインの社外取として同825万円。元フェンシング選手の太田雄貴氏は(38)は同775万円だった。太田氏はイトクロなど2社の社外取を兼務している。 伊藤忠エネクスの社外取を務める山根基世氏(76)もNHKのアナウンサー出身で、NHKで女性初のアナウンス室長に就いた人物でもある。NHKスペシャル「映像の世紀」のナレーションも務めた。
● フジ・中野氏は四電工で288万円 ユーチューバー社外取は350万円 昨年、四電工への社外取就任が話題となった元フジテレビアナウンサーの中野美奈子氏(44)の推計報酬額は288万円。同じくKids Smile Holdingsの社外取に就任した元フジテレビアナウンサーの内田恭子氏(47)は同400万円だった。 「ユーチューバーが社外取就任」。昨年、ワークマンは社外取にYouTuberの「サリーさん」こと濱屋理沙氏(43)を起用し、大きな話題をさらった。その濱屋氏の推計報酬額は350万円だった。 【報酬額リストの見方】 *「推計報酬額」は、有価証券報告書(2022年12月期~23年11月期)の役員区分ごとの報酬等の総額において、「社外取締役」として開示があれば、その金額を対象者の人数で割って算出。「社外取締役」の開示がなく、「社外役員」として開示があれば、その金額を対象者の人数で割って算出。報酬額は原則として百万円単位で、百万円未満は四捨五入して算出。推計報酬額は22年12月期~23年11月期の有報を基に算出しており、任期前や任期途中の退任で報酬を満額受け取っていない場合も推計上、報酬額に含める。「推計報酬額の合計」は、兼務している企業の推計報酬額を全て合計。報酬額の順位は「推計報酬額の合計」の1万円未満を加味。社外取「全10595人」中の順位を掲載。 5月16日現在の上場企業が対象。社外取の年齢は6月1日現在。社外取は22年12月期~23年11月期で、その後24年5月16日までに持ち株会社化、経営統合などで証券コードの変更があった企業は対象外。なお、有報では、中野美奈子氏は「戸谷美奈子」、いとうまい子氏は「小野田麻衣子」、水野真紀氏は「後藤田由紀」と表記されている。 「社名」は兼務がある場合、最も「在任期間」が長い企業をピックアップし、その後ろに「など」を付けた。HDはホールディングス、Holdings、FGはフィナンシャルグループの略。 Key Visual by Noriyo Shinoda, Graphic:Daddy's Home
ダイヤモンド編集部/名古屋和希