コストを考えると「軽自動車かな」と思っています。普通車と比べてどのくらい安くなるのでしょうか?
自動車は、購入してからも維持費がかかります。特に燃料費は価格が一定ではないため、値上がりすると大きな負担になります。そのため、自動車を購入するときは、燃費や維持費が節約できるかを考慮することが大切です。 一般的に、軽自動車は普通車と比べて維持費が安いと言われています。本記事では、普通車と比べて軽自動車の維持費がどれくらい違うのかを解説します。自動車を購入予定の人は参考にしてください。
自動車にかかる税金や維持費
自動車には、購入時にかかる費用と購入後にかかる費用の2種類があります。後者の費用は維持費と呼ばれており、前者の費用で購入後にもかかる費用は維持費に含まれます。 購入時にかかる費用には各種税金がありますが、税金も購入時だけにかかるものと毎年かかるものがあります。まずは自動車にかかる税金を解説します。 【自動車購入にかかる税金】 自動車を購入するときには、以下の税金がかかります。 ◆購入時だけにかかる税金 ・環境性能割……旧自動車取得税で50万円を超える自動車を取得した人に課税される ・消費税……本体価格に対して10%かかる ◆購入後もかかる税金 ・自動車税(軽自動車税)……4月1日時点の所有者に対して毎年かかる ・自動車重量税……重量に応じて購入時と車検時にかかる 購入後もかかる税金は自動車の維持費に含まれます。また、これらの税金は普通自動車と軽自動車で税額に大きな差がある維持費でもあります。 【税金以外でかかる維持費】 税金以外でかかる主な維持費は、以下のとおりです。 ・車検……自動車検査登録制度のことで、保安基準を満たしているかどうかの検査。自家用車は初年度3年、以降は2年の有効期間がある(6~15万円)。 ・定期点検……法定点検とも呼ばれ、車検とは別に1年、2年単位で義務付けられている。車検と違って点検しなくても罰則などはない(1年点検 9000~2万2000円)。 ・自賠責保険……強制保険とも呼ばれる法律で義務付けられた保険(36ヶ月 約2万3000円)。 ・任意保険……自賠責で担保していない補償や補償金額の補填をする自動車保険(年5万~7万円)。 ・その他……駐車料金、燃料費など ※ カッコ内の金額は自家用車の相場