GI(地理的表示保護制度)登録 福島県南会津町の日本酒 町内4蔵、消費拡大誓う
福島県南会津町の日本酒が地理的表示(GI)保護制度に登録された30日、町内の4蔵でつくる地理的表示南会津管理協議会は町役場で記者会見し、登録を喜ぶとともに地酒の消費拡大へ誓いを新たにした。 登録名は「南会津(清酒)」。協議会長の細井信浩国権酒造社長、渡部謙一開当男山酒造蔵元、渡部景大会津酒造社長、馬場秀樹花泉酒造常務、渡部正義町長が出席した。細井社長がGI登録の経過や概要を説明し、「登録は消費者への信頼性を高める。今後も安全安心の酒造りに取り組む」と話した。渡部町長が「消費拡大に弾みが付くと期待している。しっかりと支援したい」とあいさつした。 各種PRに向け作成した「GI南会津マーク」がお披露目された。酒蔵の屋根や花嫁行列の角隠し、杯をモチーフにした。認定を受けた酒に貼るなど活用する。 町や関係団体は今年度、町内外でのイベントや会員制交流サイト(SNS)を活用した魅力発信など、GI登録のPRに力を入れる。9月19日には町内でのお披露目イベント、10月21日には東京都でGI南会津スタートアップイベントを繰り広げる。