ワンチャンスをものにしたシナーがジャン・ジジェンを退けグラスコート大会で初の決勝進出「大きな意味がある」 [ATPハレ/テニス]
ワンチャンスをものにしたシナーがジャン・ジジェンを退けグラスコート大会で初の決勝進出「大きな意味がある」 [ATPハレ/テニス]
ATPツアー公式戦「テラ・ウォルトマン・オープン」(ATP500/ドイツ・ノルトライン ヴェストファーレン州ハレ/6月17~23日/賞金総額241万1390ユーロ/グラスコート)の男子シングルス準決勝で、第1シードのヤニク・シナー(イタリア)がジャン・ジジェン(中国)を6-4 7-6(3)で退けグラスコートでの初優勝に王手をかけた。 ~テラ・ウォルトマン・オープンで今季4度目の決勝進出を決めた世界ナンバーワンのシナー選手~ 4-4で掴んだ唯一のブレークチャンスをものにして第1セットを先取したシナーは第2セット5-6からのサービスゲームでセットポイントを凌いだ末にキープし、突入したタイブレークを制して1時間39分で勝利を決めた。 1月のオーストラリアン・オープンを含むツアー13勝を挙げているシナーだが、グラスコートでは昨年のウインブルドンで4強入りしたのがこれまでの最高成績だった。 「大きな意味がある。決勝に至るまでにとても厳しい4試合を戦ったからね。今日はいい試合だった。昨日よりは間違いなくラリーが多かったし、今日の僕は正にそれを必要としていた。満足しているし、明日がどうなるか楽しみにしている」とシナーは試合後のオンコートインタビューで語った。 「重要な場面でいいサービスを打とうと心掛けていた。彼(ジャン)は何度かうまく返してきたから非常に慎重にプレーしなければならなかった。第2セットではセットポイントがあったから第3セットを戦う可能性もあった。それがグラスコートだし、何が起きてもおかしくない」 シナーは今季4度目の決勝で、第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を7-6(2) 6-4で破って勝ち上がった第5シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)と対戦する。ふたりは今大会でペアを組み、ダブルスに参戦(準々決勝敗退)していた。
テニスマガジン編集部