ヤクルト・高津臣吾監督と成田裕取締役オーナー

ヤクルト・高津臣吾監督（55）が22日、東京・港区のヤクルト本社を訪れ、成田裕取締役オーナー（73）にシーズン終了の報告を行った。 【写真】塩見とハイタッチしようとして空振りする高津監督 今季は2年連続リーグ5位と低迷。激励を受けたことを明かし、「勝負事なので、やっぱり勝たなきゃいかんと。そういう言葉はいただきました。ちょうどCSも終わって、やっぱりこの時期に野球をできない寂しさをすごく感じている。本社に来て、あいさつさせていただいて、これじゃいかんと。楽しい野球を、素晴らしい野球を見せたいなと。そういう気持ちに改めてなりましたね」と言葉に力を込めた。 オーナー報告後は、本社ロビーで社員から花束を贈呈された。「Ｖ奪還を目指して、また来年一年間頑張りますので、引き続きのご声援をよろしくお願いします」と来季の覇権奪還を宣言。オフシーズンに山積する課題を解決し、戦力を整備していく。 大きな課題の一つが投手陣の立て直しだ。チーム防御率3・64はリーグワースト。神宮球場を本拠地としているだけに難しい側面もあるが、先発、リリーフともに全体的な改善が必要であることは間違いない。 「今の投手陣を立て直すのは、今のままでは駄目だと思っているので、今までやってきたことじゃないことをやらないといけないと思っている。やっぱり強さがないので。うちには。体の強さ、心の強さというのは、この秋のキャンプからというと、本当に一部の選手だけになってしまうんですけど、この秋から来年の春のキャンプまでに、選手には強く訴えていきたいな」 来秋には、笑顔で優勝の報告をすべく、チームを再建していく。