ドーム公演を開催したＴＨＥ　ＲＡＭＰＡＧＥの（左から）武知海青・岩谷翔吾・陣・吉野北人・後藤拓磨（赤髪）・与那嶺瑠唯（紫髪）・藤原樹・川村壱馬・神谷健太（下段）・鈴木昂秀（金髪）・長谷川慎（下段）・ＲＩＫＵ・浦川翔平・山本彰吾・龍・ＬＩＫＩＹＡ

　１６人組ダンス＆ボーカルグループ「ＴＨＥ　ＲＡＭＰＡＧＥ」が結成１０年の記念日である１２日、東京ドームで２度目のグループ単独公演を開催した。 　前回のドーム公演は２０２１年のコロナ禍で観客キャパシティーを半減、声出しも一切禁止の公演で、今回満を持しての”声出し解禁ドーム公演”「＊ｐ（Ｒ）ｏｊｅｃｔＲ®（プロジェクトＲ）」が１１日から２日間開催された。 　黒いマントを羽織り、登場した１６人。背中にはグループの頭文字でもあり、それぞれが思う「Ｒ」から始まる単語が大きくプリントされた。暗転し、花道で縦１列に拳を掲げたメンバーがライトに照らされると、観客からはひときわ大きな歓声が上がり「ＴＨＲＯＷ　ＹＡ　ＦＩＳＴ」でスタート。ボーカルの川村壱馬（２７）が「暴れる準備はできてるか！」と観客をあおった。 　人気曲「Ｓｕｍｍｅｒ　Ｒｉｏｔ　～熱帯夜～」や「ＳＷＡＧ　＆　ＰＲＩＤＥ」などを全力でパフォーマンス。３２曲目が終わって初めてＭＣタイムを取ると、川村は「ものすごく遅くなりましたが、ＴＨＥ　ＲＡＭＰＡＧＥです！　暑いですね」とあいさつ。 　続いてＲＩＫＵ（３０）は「生きていれば大変なことがたくさんあると思うんですけど、皆さんの笑顔を見るたびに生きてて良かった！　幸せだなと思いました」と万感の思いをかみしめた。吉野北人（２７）は「記念すべき１０周年、ありがとうございます。ちょっと泣きそうだわ」とメンバーを笑わせ、「１６人誰も欠けることなく、この大きなステージに帰ってこられたのは本当に奇跡だと思います」としみじみ。 　リーダーのＬＩＫＩＹＡ（３３）は「１０周年。１人１人が”Ｒ”の十字架を背負ってやってきました。山あり谷あり、つらいこともたくさんありました」と話すと、感極まったように目を赤くしながら「器用ではないですが一つ一つ考えて、どうやったら僕らの愛が伝わるか考えてきました。愛してもらえるグループを目指して、皆さんと夢を一緒にかなえていきたい。付いてきてください！」と声を上げた。 　同じくリーダーの陣（３０）は「ライブさいこー‼　楽しい！　最高です、皆さんありがとうございます」と破顔し、「２日間、プロジェクトＲという最高のライブができたかな。１０年後、『この東京ドームもまだ序章だったね』と言えるように突っ走っていきます」と胸を張った。 　川村は「３年前の再起動（ツアー”ＲＥＢＯＯＴ”）でもドームに立たせてもらいました。今日は正真正銘フルフル」と客席を見渡し、「僕たちが今までやってきたライブ全て特別ですが９月１２日、夢見てきたドームに戻ってこれて、さすがに今日は”特別”だと思います。この２日間に僕たちの人生の本気を全てをかけましたけど、まだつながっていく。これからも力を貸してください」と思いの丈を届けた。 　最後に最新曲「２４ｋａｒａｔｓ　ＧＯＬＤ　ＧＥＮＥＳＩＳ」を歌唱し全３３曲のパフォーマンスを終了した。１０月３０日にはニューシングル「Ｅｎｄｌｅｓｓ　Ｈａｐｐｙ―Ｅｎｄｉｎｇ」が発売される。