【カペラS展望】距離短縮で間隔の詰まったローテーションの馬が好走傾向
JRA唯一のダート1200m重賞。ダート短距離のオープン特別は1400mのほうが多数で、「直線に坂があるダート1200m」は特殊な部類に入る。よって、他コースでの好走がここでの活躍に直結するわけではない。過去10年で1番人気が18年のコパノキッキングの1勝しか挙げられていないように、基本的に波乱含みの一戦だ。 【写真】テイエムトッキュウのこれまでの軌跡 1.先行馬と差し馬の組み合わせが多い 前走の4角位置で見てみると、1番手が[4-1-3-13]で勝率19.0%、複勝率も38.1%と最も高くなっている。ただ、差し馬がダメというわけではなく、脚質の組み合わせを見てみると先行馬と差し馬の組み合わせがほとんどだ。強い先行馬は残るが、先行争いが激しくなる以上、結果的に差し馬の台頭も多くなる。 2.距離短縮組 過去10回で、前走も1200mを走っていた馬は[5-7-5-78]で複勝率17.9%なのに対し、今回距離短縮となる馬は[5-3-5-46]で複勝率22.0%。距離短縮の馬の単勝を買うだけでも回収率は115%にのぼる。 3.前走3番人気以内に妙味あり 過去10年間で、前走3番人気以内の馬は[9-4-4-47]で勝率14.1%、複勝率26.6%。単勝回収率も144%と好成績だ。対して、前走が4番人気以下の馬は[1-6-6-79]で勝率1.1%、複勝率も14.1%しかない。 テイエムトッキュウは昨年のこのレースを逃げ切り勝ち。中山コースは大得意で、今回は距離短縮。前走も2番人気で好走条件をクリアしていて、ここは狙い目になりそうだ。連覇を期待したい。