4月7日、スーパーライト級のリチャードソン・ヒッチンズがグスタボ・ダニエル・レモスと対戦した。

激闘を繰り広げたヒッチンズとレモス

日本時間4月7日(日)、スーパーライト級のリチャードソン・ヒッチンズが、グスタボ・ダニエル・レモスと対戦。苦戦の末判定勝ちを収め、IBF同級王者への挑戦権を手にした。 米・ラスベガスで行われたこの試合は、異なるスタイルを持つ2人のファイターが真っ向からぶつかり合った。ヒッチンズはジャブを駆使し相手を遠ざけつつ、隙を見てパワーパンチを狙った。 対するレモスは戦いを接近戦に持ち込もうと、初回から激しく攻撃を仕掛けていった。強力な右ストレートは12ラウンドを通してヒッチンズを何度も揺さぶり、時にはヒッチンズがレモスに組み付いて攻撃を封じ込める場面も見られた。 レモスが攻撃の姿勢を貫く一方、ヒッチンズは冷静に戦いを進めていった。試合は判定に持ち込まれ、2人のジャッジが115-113でヒッチンズの勝利を支持したが、逆に1人のジャッジは117-111とレモスを大差で支持した。この判定からも優劣を決定づけるのが難しい試合だったことがよく分かる。 同日のカードでは、無敗を誇るスーパーミドル級のディエゴ・パチェコが見事な勝利を収めステップアップを果たした。女子フェザー級で人気を高めるスカイ・ニコルソンは空位の王座戦を制し、WBC女子フェザー級新王者に輝いた。 ヒッチンズ対レモスの全試合結果は以下の通り。 (勝)リチャードソン・ヒッチンズ vs (敗)グスタボ・ダニエル・レモス; スーパーライト級 (勝)ディエゴ・パチェコ vs (敗)ショーン・マカルマン; スーパーミドル級 (勝)ガラル・ヤファイ vs (敗)アグスティン・ガウト; フライ級 (勝)スカイ・ニコルソン vs (敗)サラ・マフード; WBC女子フェザー級世界王者決定戦 (勝)マーク・カストロ vs (敗)アブラハム・モントーヤ; スーパーフェザー級 (勝)スティーブン・ナバーロ vs (敗)ホセ・ロペス; スーパーフライ級 (勝)ハーレー・メデロス vs (敗)ペドロ・ビセンテ; ライト級