【ボート】島川海輝が2コース差しで桐生デイリー杯を制覇
「デイリースポーツ杯」(28日、桐生) 2号艇の島川海輝(21)=山口・126期・A2=が2コース差しで今年V2を決めた。通算では3回目、桐生では初Vとなった。2着には1号艇の杉山貴博(東京)、3着には4号艇の渡辺和将(岡山)が入り、3連単は6170円の中穴決着となった。 若手の島川が優勝戦で抜群の存在感を放った。展示の進入は枠なりの3対3だったが、本番は4号艇の渡辺がピット離れ良く3コースを獲得。1243・56となった。1周1Mは人気を背負っていた1号艇の杉山が冷静に先マイに持ち込んだが、2号艇の島川の差しが届いて2Mを先制。そのままVゴールを駆け抜けた。優勝は今年1月の下関一般戦以来、通算3回目の美酒となった。 「優勝戦はみんな回転を上げていたけど、自分だけ止めてそれが大正解。出足系を中心に足は良かった」と笑顔満開。「でも、まだまだ定松(勇樹=佐賀)先輩には及びません」と、今月のSG・オールスター(多摩川)を制した登録番号の近い先輩の名前を挙げて謙遜する姿勢を見せたが、「6月からB1だけど、飛び級でA1に上がることだけを目標に頑張ります」と力強いまなざしで次節以降も奮闘を誓った。