移籍の噂が絶えない久保建英「後任探しは簡単ではない」と現地メディアがソシエダに”警告”「CLが運命を決める重要な要素だ」
チームの浮沈が22歳の去就に影響を及ぼすのだろうか。 スペインサッカーメディア『ElGolDigital』は、レアル・ソシエダの久保建英の今後について、来季のチャンピオンズ・リーグ出場権を得られなかった場合、他クラブへの移籍となる可能性が大きいと伝えている。 【動画】名手も翻弄したキレキレドリブル！ バルサ戦の久保建英をチェック 同メディアは現地時間11月23日（日本時間24日）配信となったトピックにおいて、「今シーズンのクボの類まれな活躍は、世界中のビッグクラブから注目され、チュリ・ウルディン（レアル・ソシエダの愛称）での継続が危ぶまれている。クボの将来は、チャンピオンズ・リーグが運命を決める重要な要素となっている」と報じている。 さらに、古巣であるレアル・マドリーや、プレミアリーグのクラブから関心を寄せられていることにも触れながら、「現在、チームは6位と厳しい状況にあり、欧州最高峰の大会への出場は不透明だ。チャンピオンズ・リーグをさらなる発展となる舞台と考えるクボにとって、この要素は極めて重要である」と指摘。 また、「レアル・ソシエダがチャンピオンズ・リーグ出場権をかけて戦っている間、クボは自分の将来についての憶測に惑わされることなく、今シーズンに集中している」とする一方で、「しかし、チームが出場権を逃す可能性が出てきた場合、クボはキャリアの新たな選択肢を検討することになる」として、現状と今後への見解を示している。 今季、久保はシーズン開幕直後にラ・リーガ得点ランク上位に名を連ね、スコアラーとしての評価も高まるなど、攻撃の中心として試合毎に期待以上の存在感を発揮してきている。そのため、同メディアでは仮に、久保が退団となった場合について「チームの戦術的なセットアップに空白を残し、彼の役割を果たせる後任を見つけるという難題をクラブに突きつけるだろう」と主張。 加えて、「彼の不在はピッチ内外のチームのダイナミズムに影響を与える。クボの退団が決まった場合、レアル・ソシエダは移籍市場を探し回って適切な後任を見つけなければならないが、彼のレベルやユニークな特徴を考えれば、簡単なことではない」としている。 トピックでは、久保が今後、ビッグクラブへの移籍を検討する可能性があることで、「この状況はクボにとってジレンマを引き起こす。重要人物としての地位を確立した環境を続けるのか、それともより大きな成功と評価が約束される新たな地平を求めるのか」とも指摘している。 チームは現在6位につけており、出場権獲得圏内への浮上も狙える位置であることは言うまでもない。今後はレアル・ソシエダの順位も、各方面からの注目を集めることとなるのかもしれない。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]
